高血圧の原因とは?高血圧を予防するには?
高血圧はある程度年齢を重ねた方に多い症状というイメージがありますが、最近は若い方でも高血圧の症状が見られる方が増えています。
では、そもそも高血圧になる原因とは何なのでしょうか。また、高血圧にならないようにするためにはどうしたら良いのでしょうか。そこで、高血圧の原因について、そして高血圧を予防する方法についてまとめました。
高血圧の原因とは?
高血圧の原因はいくつか考えられますが、主に生活習慣の乱れが原因で高血圧になる場合が多いと言えます。特に食生活が乱れていると、高血圧になるリスクは高まります。
また、運動不足の方や肥満の方も高血圧になる危険性が高いとされています。他にもストレスが高血圧の原因なる場合もあります。
食生活の乱れ
食生活の中でも特に高血圧に繋がりやすいとされているのは、塩分の過剰摂取です。日本人の食生活には、醤油や味噌など塩分が多く含まれる調味料が欠かせませんので、どうしても塩分を摂り過ぎてしまう傾向があります。
塩分を摂り過ぎると、血液中の塩分(ナトリウム)濃度が高くなりますので、私たちの体は塩分を薄めようとして、血液中に水分を多く取り込み、血液中の水分量が増加します。そうなると、血管が圧迫されて血圧が上昇するのです。
運動不足
運動不足は、血行不良に繋がります。血液の循環がスムーズに行われないと、血流が滞りますので、結果として血圧が高くなりやすいのです。また、運動不足は肥満になりやすいという点もあります。
肥満
肥満になると、血液中に含まれる脂肪の量も多くなりますので、血液がドロドロになり、血流が悪くなります。また、内臓脂肪なども多くなりますので、血管が圧迫されて血圧が上昇しやすくなります。
さらに、肥満で体が大きくなると、その分多くの血液を送り出さなければなりませんので、心臓への負担も大きくなります。そのため、肥満の方は高血圧だけではなく、様々な病気のリスクが高くなってしまうのです。
ストレス
ストレスが高血圧の原因になる場合もあります。私たちの体はストレスを感じるとノルアドレナリンというホルモンを分泌します。ノルアドレナリンは興奮性のホルモンで、このホルモンが分泌されることで、血圧が上昇します。
誰でも一時的にストレスを感じることはありますが、慢性的にストレスを感じる状態が続くと、結果として高血圧に繋がります。
上記の他にも、過度な喫煙やアルコールの摂取、睡眠不足などの生活習慣が高血圧の原因となる場合もあります。また、高血圧は遺伝が原因で発症することもあります。
高血圧を予防するには?
高血圧を予防するには、まずは生活習慣を見直す必要があります。上記で記載した通り、生活習慣の乱れは高血圧のリスクを高める原因になりますので、まずは食生活や運動などの生活習慣を改善しましょう。
まず、高血圧を予防するには、バランスの摂れた食生活を心がけることが大切です。特に外食などが多く塩分過多の食事を摂っている方は要注意です。外食は味付けが濃い料理が多くなりますので、どうしても塩分の過剰摂取に繋がります。
出来れば外食を控えることが望ましいのですが、どうしても難しい場合は薄味のメニューを選んだり、ラーメンやうどんなどのスープを飲まないなど、塩分の摂取を控えるように気を付けましょう。
また、食べ過ぎや飲みすぎ、バランスの悪い食事は肥満に繋がります。肥満になると、高血圧だけではなく、様々な病気を発症する危険性が高くなりますので、バランスの良い食生活、そして適度な運動を心がけて健康的な身体を維持することが大切です。
さらに、高血圧を予防するにはストレスを溜め込みすぎないようにすることも重要です。一時的になストレスであれば、それほど問題はありませんが、慢性的なストレスは高血圧のリスクを高めますので、ストレスを感じたら、友人と会ったり、趣味の時間を持つなどして適度に発散するようにしましょう。
このように、高血圧の原因には様々ありますが、特に生活習慣の乱れが原因で高血圧になるケースが多いと言えます。特に、塩分の取り過ぎや肥満などは高血圧になる危険性が高くなりますので、高血圧を予防するには食生活や生活習慣を見直すことが重要です。