慢性胃炎とは?慢性胃炎で起きてしまう症状とは?
慢性胃炎とは、胃の粘膜が爛れていたり、胃の粘膜が抉れている状態をいいます。慢性胃炎を起こすと、胃に激痛が走ったり、耐えられないような痛みに苦しむ場合があります。
しかも、治りにくい可能性もあります。最近では、慢性胃炎は非常に多く、異常が無くても胃の粘膜が萎縮し、慢性胃炎を起こします。何度も胃に負担が掛かり、食事を摂るのも辛くなります。
慢性胃炎を発症すると、日常生活に障害が起きるほど辛かったり、普通に食事ができなくなります。では、慢性胃炎とは具体的にどのようなものなのでしょうか。
慢性胃炎とは?
慢性胃炎とは、様々な原因によって胃が荒れ、治っても再発する可能性がある病です。慢性胃炎は表層性胃炎(ひょうそうせいいえん)、びらん性胃炎、萎縮性胃炎(いしゅくせいいえん)、肥厚性胃炎(ひこうせいいえん)に分けられます。
萎縮性胃炎とは(いしゅくせいいえん)
萎縮性胃炎とは、胃の粘膜が炎症を起こし、胃の細胞が減少します。細胞の減少は胃酸を分泌しにくくしますが、胃酸が少なくても強力なものになり、さらに胃の粘膜が薄くなり、萎縮する状態を萎縮性胃炎といいます。
表層性胃炎とは(ひょうそうせいいえん)
表層性胃炎とは、胃の粘膜が少しだけ炎症のある状態で、慢性胃炎の中でも軽い状態です。胃の出口には、赤い発疹のようなものが出ている時があります。
びらん性胃炎とは
びらん性胃炎とは、胃の入り口がでこぼこしていて、胃の粘膜が剥がれ、表面が爛れている状態になります。粘膜が深く抉られますので、たまに出血を伴う時もあり、胃潰瘍の一歩手前の状態をびらん性胃炎と言います。
肥厚性胃炎とは(ひこうせいいえん)
肥厚性胃炎とは、胃の粘膜が正常よりも厚くなる状態のことです。
慢性胃炎になると、最終的には、胃がんになる可能性も高くなりますので、慢性胃炎を甘く見てはいけません。
慢性胃炎で起きてしまう症状とは?
慢性胃炎で起きてしまう症状とは、慢性胃炎は長い間継続して、上腹部に不快感が表れます。しかも、嘔吐や吐き気が頻繁に起き、最終的には、吐血や下血の症状も表れます。
慢性胃炎で多いといわれている症状は、上腹部不快感やお腹が張ったような感じがする(腹部膨満感)が症状として表れます。しかも、慢性胃炎の症状は一つ一つ表れるのではなく、ほとんどは症状が重複し、表れます。
慢性胃炎の中では、何も症状が無くても慢性胃炎に罹っていたという場合もあります。吐き気や不快感を放置する方も多く、慢性胃炎を患っていた半分の患者は気が付かなかったという時もあるのです。
びらん性胃炎では、吐き気だけではなく、すでに胃の粘膜が抉れていますので、吐血をしたり、下血などの症状も表れます。さらに、炎症が悪化すると、胃潰瘍や胃がんになる可能性があります。
表層制胃炎の症状とは
表層性胃炎の症状とは、浅い傷しかありませんので、少しだけ上腹部の不快感があっても気づかない場合があります。症状は比較的少なく、気が付かない時もあります。
びらん性胃炎の症状とは
すでに、胃の粘膜が剥がれている状態になりますので、出血が起きる場合があります。吐き気や吐血を伴う時もあります。
萎縮性胃炎の症状とは
萎縮性胃炎の症状とは、胃の粘膜が胃酸によって薄くなりますので、上腹部の不快感や吐き気、気持ち悪さといった症状があります。
慢性胃炎の症状は様々ありますが、上腹部不快感や吐き気を放置すると、知らない間に胃潰瘍や胃がんになる可能性がありますので、早めに症状を把握しましょう。
すでに、吐血や下血をする方は、体に異常がありますので、病院で見てもらうのが大切です。病院では、胃腸科に掛かるようにしましょう。