アスペルガー症候群は遺伝する?兄弟で発症する確率・可能性は?

アスペルガー症候群は、周囲とのコミュニケーションが上手くいかない、1つのことにこだわって没頭するといった症状が見られる発達障害の1つです。

アスペルガー症候群に限ったことではありませんが、発達障害は遺伝するというイメージが強い方も多いのではないでしょうか。

そのため、自分がアスペルガー症候群の場合、将来自分に子供が出来た時に子供もアスペルガー症候群になるのではと心配している方も少なくないでしょう。

ただ、本当にアスペルガー症候群は遺伝するのでしょうか。そこで、アスペルガー症候群は遺伝するのかどうか、また兄弟でアスペルガー症候群を発症する可能性や確率はどれくらいあるのかについてまとめました。

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アスペルガー症候群は遺伝する?

アスペルガー症候群は遺伝する可能性はあります。アスペルガー症候群や自閉症は、先天性のものとされていますので、やはり遺伝的要因で発症する場合もあります。

ただ、アスペルガー症候群は両親ともにアスペルガー症候群、あるいは父親と母親のどちらかがアスペルガー症候群だからと言って、必ずしも子供がアスペルガー症候群になるというわけではありません。

というのも、アスペルガー症候群は1つの遺伝子が要因で発症するものではなく、複数の遺伝子が複雑に影響して発症するものだとされているのです。

そのため、アスペルガー症候群の両親から生まれた子供がアスペルガー症候群を発症しない場合もありますし、逆にアスペルガー症候群ではない両親からアスペルガー症候群の子供が生まれる場合もあるのです。

アスペルガー症候群をはじめとする発達障害はまだまだ研究段階にありますので、不明な点も多いのですが、アスペルガー症候群は遺伝する可能性はあるが、必ずしも遺伝だけが発症の原因ではないと言えるでしょう。

兄弟で発症する確率・可能性は?

アスペルガー症候群を兄弟で発症する可能性はあります。上記で記載したように、アスペルガー症候群は、遺伝的な要因もありますので、同じ両親から生まれた兄弟がどちらもアスペルガー症候群を発症するケースもあります。

ただ、アスペルガー症候群は、遺伝的な要因が100%というわけではありませんので、必ずしも兄弟で共にアスペルガー症候群を発症するということもないのです。

アスペルガー症候群を発症する確率については、双子に関する研究が行われており、遺伝子が同じ一卵性双生児の場合、兄弟共にアスペルガー症候群を発症する確率は80%前後、遺伝子が異なる二卵性双生児の場合は10%前後という結果が出ています。

やはり遺伝子が同じ一卵性双生児の場合は、兄弟共にアスペルガー症候群を発症する確率は高くなりますが、100%ではありません。また、遺伝子が異なる兄弟の場合、二人ともアスペルガー症候群を発症する確率はかなり低くなります。

上記の研究結果からも、仮に兄弟のどちらかがアスペルガー症候群であっても、他の兄弟が必ずアスペルガー症候群を発症するとは言えないのです。

アスペルガー症候群は遺伝だけが原因ではない

上記で記載したように、アスペルガー症候群には確かに遺伝的な要因はありますが、100%遺伝だけが原因で発症するわけではないと言えます。

アスペルガー症候群には、遺伝の他にも様々な要因がありますので、仮に両親がアスペルガー症候群でも、必ずアスペルガー症候群の子供が生まれてくるわけではありません。

アスペルガー症候群の子供を持つ親御さんは、自分のせいで子供がアスペルガー症候群になってしまったと思っている方も多いかもしれませんが、そうではないのです。

アスペルガー症候群に遺伝的な要因があるのは確かですが、遺伝はアスペルガー症候群を発症する数ある要因の中の1つに過ぎないということを覚えておきましょう。

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